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この作品は、「呪怨」「呪怨2」のリメイク「THE JUON」のさらに続編で、これらの作品で共通しているのが、ある廃墟となった古い家屋にかかわった人は必ず死ぬということで、この家では昔、不倫をしていた妻の伽耶子を激怒した夫が首の骨を折って殺し、その息子俊雄もお風呂に沈めて殺すという事件があった。そして、この話に出てくる人物はすべてなんらかの理由でこの家に関わり、その呪怨によって呪い殺される。
それから、このシリーズもう一つの共通点であり特徴が、登場人物それぞれの話に分かれていて、それらはすべて繋がっている。そして時間のねじれによって、過去、現在、未来とが混ざり合いそれぞれの話とリンクしていることである。
「呪怨パンデミック」には大きく3つの話に分かれており、まずは『女子高生編』。東京のインターナショナル・スクールに通うヴェネッサ、ミユキ、そして転校してきたばかりのアリソン。ヴェネッサとミユキはアリソンをからかうために、入ったものは必ず呪われるという家に忍び込み、この家に関わってしまう。
そして、『オーブリー編』。カルフォニアに住むオーブリーは、事件に巻き込まれて入院したという姉のカレンに合うために日本へ。病院で、姉のカレンを助けたという香港人記者イーソンはある忌まわしい事件が起こった家のことを調べていて、そして、カレンがその家に関わったことを聞いたオーブリーはイーソンについて行きこの家に関わることになる。
三つ目の『シカゴ編』では、シカゴに住む少年ジェイクの家に父親ビルの再婚相手であるトリッシュが引っ越してくることになり、実の母親の死から立ち直れていないジェイクにとっては複雑な気持ちだったが、もう一つ気がかりなのが、お隣さんの不審な行動とそのことによる怪奇現象である。そして、ジェイク少年とその家族も怪奇現象に巻き込まれていく。
評価:10点満点中 / 8点強
ネタバレ
まず、『オーブリー編』は前作『THE JUON』から1週間後。そして、『女子高生編』がその2年後。『シカゴ編』はその1週間後の出来事です。
『オーブリー編』、事件に巻き込まれたというオーブリーの姉、カレンは前作『THE JUON』にも出てきていて、そして、彼女もまたあの家に関わっていた。カレンが病院で呪怨の呪いによって屋上から転落死した後、姉を助けたというイーソンと忌まわしい事件があったというあの家について調べることになる。途中イーソンも呪い殺されてしまうが、オーブリーはひとりで伽耶子の母親に会いに行き、伽耶子が子供のころ母親のお祓いの道具にされていたことを知る。そして最後はあの家に行き時空のねじれプラス当時の伽耶子とリンクしていまい、伽耶子の夫に首の骨を折られて死亡。
『女子高生編』、ヴェネッサ、ミユキ、アリソンがあの家に忍び込み、悪ふざけでアリソンが押入れに閉じ込められたとき、戸を押さえるのをやめた後も戸が開かなかったのは2年前イーソンがあの家に行ったときガムテープで戸が固定されていたのと時空のねじれによってリンクしていたから。そして、ヴェネッサもミユキも呪怨によって呪い殺される。
『シカゴ編』、少年ジェイクのお隣さんが不審な行動をとるようになり、周りの家族を含めた住人がどんどんオカシクなっていく中、実はジェイクが最初に見たお隣さんの不審行動、お隣夫婦が連れていたふうどをかぶった人は『女子高生編』でヴェネッサとミユキが死んだ後、実家に帰ってきたアリソンだった。アリソンは伽耶子、そしてそれに殺され呪怨となってしまったヴェネッサとミユキを連れてきてしまい、ジェイクたちも巻き込まれてしまったのだった。ちなみにわかりづらいと思うが一番最初に再婚相手トリッシュが夫を殴り殺したのは、最後の方でトリッシュが壁に耳をあっててたことから、お隣の不審行動に気がつき関わってしまっていたからということがわかる。
余談だが、香港人記者イーソンは日本でもニュースになっていた、有名芸能人ポルノ画像流失事件で芸能界をさったあの人だと思われる・・・。たぶん。お話の中は記者という役だったが、写真の部屋には例の写真はなかったようだwww
感想
やはりこの呪怨シリーズは、いくつかの話に分かれていて、そして、時空のねじれという設定で話が前後するので、お話を理解するのはなかなか難しい。そして、それがこの作品の面白いところでもあると思う。今回のパンデミックもリメイクの続編にも関わらずなかなか良くできていたと思う。